「アステカカレンダー2」 July 2004


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アステカカレンダー

 今回の商品紹介は、以前に「アステカの暦石」にてご紹介した「アステカ暦」の絵文字・記号についての簡単な意味をご紹介致します。
 メキシコのアステカ文化を代表する「アステカ暦」を刻んだアステカカレンダーは多種多様に作られています。 当店にも木製や真鍮製、マラカイト風などのアステカカレンダーを取りそろえています。
 「アステカ歴」によると、宇宙は今までに4つのサイクルを経てきた、つまり4つの太陽の世界が次々に生まれてそれぞれ滅んできたというのです。 現代はこの5番目の世界に当たるとされています。この丸いカレンダーの中には、アステカ民族の壮大な宇宙観と世界観が集約されているのです。 4つの太陽の世界に関しましては、こちら「アステカの暦石」を是非ご覧下さい。

作品
「絵文字・記号の説明」
1. トナティウの顔。トナティウは太陽であり、宇宙の安全はその存在にかかっていると考えられていた。 石のナイフの形をした舌を外に出し、人間の血と心臓を養分として必要することを示している。
2. オセロトナティウ(ジャガーの太陽)。第1の太陽をあらわす。 神の創った巨人が住み、農耕を知らず、洞窟に住んで野生の果物や木の根を食べて暮らしていたが、ジャガーに喰われて滅んだ。
3. エヘカトナティウ(風の太陽)。第2の太陽。人間は嵐のため滅んだ。 神は風に吹き飛ばされないように人間を四足の猿に変えた。
4. キアウトナティウ(火の雨の太陽)。第3の太陽。すべてのものは火山の溶岩のため滅んだ。 神は人間を撮りに変えて難を避けさせた。
5. アナトティウ(水の太陽)。すべてのものが大洪水で死んだ。神は人間を魚に変えて命を助けた。 以上、4つの太陽の時代の順序は、伝説の系統により多少違うこともある。
6. 太陽の爪。この爪で太陽は空間につかまると考えられていた。いけにえの心臓をつかんでいる。
7. 太陽神、4つの太陽、爪をかこむ枠。 この枠および8の示す数字(4)によって、ナウイ・オリン、すなわち現在の「地震の太陽」があらわされる。
8. 数字の(4)をあらわす。
9. シュウウィツォリ。東をあらわす絵文字。
10. 1の雨 の日付。
11. 7の猿 の日付。
12. 1の黒曜石のナイフの日付。北のシンボル。
13. 1月の20日をあらわす絵文字Aからはじめて左廻りに、シパクトリ(ワニ)、エヘカトル(風)、カリ(家)、 クェツパリン(トカゲ)、コアトル(蛇)、ミキストリ(死)、マサトル(鹿)、トチトリ(兔)、アトル(水)、イツクイントリ(犬)、 オソマトリ(猿)、マリナリ(草)、オセロトル(ジャガー)、クウトリ(鷲)、アカトル(葦)、コスカクアウトリ(禿鷹)、 オリン(地震)、テクパトル(黒曜石のナイフ)、クイアウィトル(雨)、ショチトル(花)。
14. 太陽光線のシンボル。
15. 宝石(チャルチウィテス)の飾り光、力、美をあらわす。
16. 飛び散った血のシンボル。
17. シゥテクートリ(トルコ玉の神)夜の神。 顔の半分がかくされているのは、夜の暗さをあらわす。 黒曜石のナイフの舌を外に突きだし、18 のトナティワ(太陽)と戦っている。
18. トナティワ(太陽の神)中央に描かれているのと同じ飾りをつけ、 口から黒曜石のナイフの舌を出し、怒りのあまり煙を吹き出しながら、夜の神と戦っている。 二人の神は、火の蛇シウコアトルの衣をまとっている。
19. シウコアトルの前足。
20. シウコアトルの背中の強い焔。
21. シウコアトルの頭。
22. シウコアトルの頭の突起。スバル星座をあらわす七つの星のシンボルがある。
23. 奉納の札。中央の絵文字は葦をあらわし、その回りにある13の点は数字をあらわす。 したがって、これは「13の葦」の日付を意味し、この太陽の石が完成して奉納された日付をあらわしている。 西暦1479年にあたる。
24. シウコアトルの尾。
25. 花をつけた草の飾り。
26. トラチノリ。焔のシンボルであり、シウコアトルのからだの節ごとに1つずつ付けられている。
27. アマトルで結んだ4本の帯。アマトルとは、マゲイで作った紙のこと。

 アステカカレンダーには中央のトナティウつまり現在の世界の太陽像の回りに、アステカの暦と宇宙論の関連を示す絵文字・記号が配置されています。 その絵文字や記号の意味合いを今回はご紹介しました。是非、太古のアステカ人の思想に触れてみてください!

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