旅行記 中国(義烏)編 その3

 中国の発展は目覚しく、世界中の商品が生産されているといっても過言ではないくらいですが、その中でも巨大マーケットとして注目されている「義烏(イーウー)」を訪れました。
ホテルからの風景 April 2006 撮影

「マーケット回りは続く」

 今日は土曜日ですが、マーケットは開いていますので朝早くから出発です。ホテルで両替をしておこうとフロントへ行きました。 今日も¥20,000かなと思って、両替を頼んでみたのですが、今日は土曜日で銀行がすべてお休みなので両替はできないという答えが返ってきました。 何とかならないかと頼んでみたのですが、絶対駄目だということなので仕方ないかと思いました。が、ちょうど後から来た女性がドル紙幣を差し出して両替を頼むと 何も言われずにすぐに両替をしているのです。なぜ円は駄目でドルならよいのか・・・納得がいきませんでしたが、何と言っても両替はしてもらえませんので、結局はあきらめました。

 9:30に王さんたちが迎えに来てくれましたので、車に乗り込みました。福田市場に向かうものと思っていますと、ちょうど近くで、規模は小さめですが展示会があるということなので、 そちらへ先にまわることになりました。
 展示会の会場は川をはさんで、ホテルのすぐそばでした。競技場などが集まっている一角で、展示会といっても受付もなく入り口を入るとすぐに色々なブースが並んでいました。 珍しいものというより、中国の方が日常に使う商品を集めたような展示会でしたので、一通り見終わると、近くにある衣料品の集まっている市場へ行くことにしました。
 その衣料品の市場は福田市場と道路を挟んだような場所にありました。とてもたくさんの小さなお店がひしめいているマーケットでした。建物もいくつかあるようでしたが、 その一つだけを見て回り、探しているものはどうもなさそうな感じでしたので、それ以上長居はせず、もう一度福田市場へ向かうことにしました。
 車でぐるりと一周したような感じでしたが、前日とは全然違った入り口に来ていました。ここは、バッグなどのお店が集まっている建物だということでした。 中へ入ってみますと、本当にどのお店もバッグの店ばかりでした。一軒づつ丁寧に見ていきましたが、なかなか気に入ったバッグも見つかりませんでした。 お昼も近づいてきていましたので、バッグはあきらめようかと思った矢先、とても素敵なバッグを飾っているメーカーがありました。 早速中へ入ってみますと、オーナーらしい女性もいました。展示しているバッグから、よさそうな種類を何点か選び値段とロットをたずねました。 ロットは1種類につき10個、今までのメーカーを考えるとずいぶん少ない数です。値段もまずまずでしたので、オーダーすることを決めました。

 左写真 ホテルからの風景 April 2006 撮影

写真 展示会場 April 2006 撮影    写真 展示会場 April 2006 撮影   
写真 展示会場 April 2006 撮影

結婚式の様子 April 2006 撮影

「義烏の結婚式」

 最終日、だいたい予定通りオーダーも終わり、王さんたちの事務所へあんなにしてもらい、持って帰る商品の荷造りを手伝ってもらいました。事務所は静かな住宅地の中にありましたが、 入り口から中は見えないようにシャッターが下ろされて、頑丈に守られているようでした。 割れやすいものが多かったので、少し頑丈に梱包してもらってそのまま荷物は事務所へ預けました。

 夕食にはまだ早かったので、一旦ホテルへ戻って一休みすることにし、車でホテルまで送ってもらいました。それほど離れてはいない様子でした。 ホテルへ戻ってみますと、いつもと様子が違います。入り口の前には、花嫁さんと花婿さんと親族らしい方たちが晴れ晴れとした顔つきで並んでいます。 どうやら、お客様を出迎えている様子です。が、よく見てみますと、ドアを入ったところの両側にもあと2組の花嫁さんと花婿たちが並んでいました。合計3組の結婚式が重なったようですが、 それぞれが、それぞれのお客様を出迎えているのでした。後で王さんに伺ったところでは、普通は結婚式が重なることはほとんどないのだそうですが、 この日は日本で言う「大安」の日にあたったそうで、3組も重なってしまったということでした。
 入り口の向かい側には、ブラスバンドも待機していて、お客様が見えた頃演奏をしていました。 しばらく中へ入らず、見ていたのですが、お客様はほとんどが普段着のようで、正装の方は見かけませんでした。花嫁さんは、男性のお客様にはタバコを奨めています。タバコの銘柄の中には「長寿」というものもあり、 ここでは、タバコは身体によいと考えられている様子でした。ところ変われば・・・ということでしょうか。
 日本と違って、結婚式といっても式は行なうことはなく、役所に婚姻届を出しにいき、後はホテルで披露宴を行うのが中国式だということでした。おそらく、披露宴では、きっと盛大に「カンペイ」が繰り広げられているのではないかと思います。 出迎えをする花嫁はみんな、真っ白のウエディングドレスを身に着けていますが、披露宴の中ではお色直しもあるそうで、チャイナ服に着替えたりするそうです。
 ホテルの駐車場には、お花でいっぱいに飾った車がやはり3台ありました。どのナンバープレートの上に「永結同心」と書かれた紙が貼り付けられていました。


 右写真 結婚式の様子 April 2006 撮影

写真 結婚式の様子 April 2006 撮影    写真 結婚式の様子 April 2006 撮影   
写真 結婚式の様子 April 2006 撮影

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