「感覚の狂い」
1月には、Salproからのご招待という形でメキシコを訪れ、しばらくはメキシコ行きはないはずだったのですが、商品の手配とコンテナの具合もあって翌2月にも再びメキシコへ行くことになりました。
いつものように夕方の便ですので、お昼頃にゆっくり出発して、バスで関空へ向かいました。バスの中もがらがらでしたのでのんびりとした旅の始まりでした。バスは予定通りに関空に到着しました。
関空も1月と同じようにすいているようで、チェックインもスムーズに済ませることができました。今回はお土産も事前にすべて準備しましたので、出発までラウンジでのんびりと過ごすことにしました。
ラウンジもすいていて、お茶を飲んだり資料を調べたりとゆっくりと過ごしました。予定通りに搭乗も始まり、飛行機は関空を後にしました。
飛行機の中は結構混んでいましたが、いつもと同じように食事が出て、ビデオ映画を見たりで時間が過ぎていきました。うとうとしている間に、サンフランシスコに到着しましたが、予定時刻より少し遅れたようで到着は午前9時45分くらいでした。
サンフランシスコの入国審査場はいつも結構込んでいるのですが、今日は一段とすごい込みようでした。長い行列ができており、おまけに審査も指紋押捺や瞳孔検査などもあるため、一人ひとりにかかる時間が長いものでした。
とはいえ、いつものことなのでいらいらしても仕方ないのでゆっくりと待っていました。あとから考えれば、このあたりから時間の感覚が狂いはじめていたのかもしれません。
かなり長い時間待ったように思いましたが、ようやく入国審査も無事に終わり、次はバッゲージクレームへ手荷物を引き取りに行きますと、いつもならターンテーブルの上には荷物も出てきているはずなのに、何とまだ1便前のシドニーからの荷物がぐるぐる回っている状態でした。
じっと待っていましたが、大阪からの荷物はなかなか出てくる気配もありませんでした。回りで待っている人々も一様にいらいらしている様子でした。
かなり長い時間待たされて、ようやく荷物も出てきましたので、それらを受け取って次のメキシコ便の預け口で荷物を渡しました。この時点で、乗り継ぎのための待ち時間もかなり過ぎていたようでしたが、ついいつもの時間の感覚でいたようでした。
いつも、乗り継ぎの待ち時間はラウンジでゆっくり過ごしますので、今日もラウンジへ向かったのですが、受付の女性が「搭乗が・・・」と言っていたようでしたが、つい聞き流してしまい、中でコーヒーを飲んで少しくつろいでいました。
そして、何気なく時計を見てびっくりしてしまいました。まだ少し時間があるだろうと思っていたのですが、出発時刻の10分前になっていたのでした。
乗り遅れると大変です。とはいえ、以前にも乗り継ぎの待ち時間が全然ないようなチケットの時でもスタッフの誘導で無事に間に合ったこともあったので、大慌てでしたがゲートへと走りました。ゲートには出発5分前くらいに着いたのですが、何ということか、入り口はすでに閉じられていました。
カウンターには日本人らしき客室乗務員の男性がいましたので、何とか乗せてもらえるように頼んでみましたが、搭乗は締め切ってしまったので乗ることはできないとの厳しいものでした。そして、メキシコへは別の便をすぐに手配するのでそれで行くようにと言われました。
こちらのミスとはいえ、大幅に予定が狂ってしまいますが、万事休すです。仕方がありません。一体どういう手配になるのか、おとなしく待っていることにしました。
左写真 街中の風景 February 2006 撮影
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