旅行記 ニューヨーク編 その3

 6年ぶりに、色々な新しい流れを見るためにニューヨークのギフトショーを訪れることにしました。
観光ツアーバス August 2005 撮影

「最終日のギフトショー」

 今日でギフトショーも最終日になります。朝はいつものように早めに起きて準備をし、いつもの「28KAFE」に朝食を食べに行きました。 7:30頃ですが、ひっきりなしにお客さんが入ってきては飲み物や食べ物を買って足早に職場に向かうようです。 今日は、日本でも流行っているベーグルパンを食べてみることにして、中にはさむものをショーケースの中から選びました。 チーズなどを指定すると、パンにはさんでくれて温めてくれましたが、見た目より結構ボリュームがありました。
 今日は、送迎バスがまだ運行されているのだろうかと思いながら、エンパイアステートビル前のバス停へ行ってみましたが、ギフトショー関係のスタッフの姿は見かけませんでした。 送迎バスも走っている様子もないので、路線バスで会場へ向かうことにしました。幸いすぐに会場方面へのバスがきたので乗りました。 ワンマンカーで降車時に料金を払うようになっていましたが、メトロカードが使えるため、ほとんどの人はメトロカードで清算しているようでした。 会場までのバス停でも乗り降りする人の数も多く、会場前でもたくさんの人が降りていきました。

 会場へ入り、まずはこの前最終日と約束したハンディクラフトのコーナーへ急ぎますと、なんとそのコーナーは撤去されている最中でした。説明をきちんと読まずにすべての場所が同じ日に終了すると思っていたのですが、 よく見てみると、2日くらい前から場所によって順次終了していたのでした。約束したブースはちょうど前日の終了となっていました。 仕方ありませんので、開いている場所をもう一度端から順番に見て回り、気に入ったブースでサンプル販売をしてもらえるかどうか片っ端から聞いていくことにしました。 大体のブースはオーダーを取るためのサンプルしか持っておらず、現物は売れないということでした。だいたいどこでもアクセサリーは売ってもらえるのですが、聞いてみたところ売れないということで、よく聞いてみるとすでに全部を誰かがおさえてしまっているということでした。
 せっかく最終日まできたのに、サンプルも手に入れられなかったのではすみませんので、とにかく探して回りました。 途中、気になっていたバッグのメーカーがありましたの、そこで聞いてみますとサンプル売りもできるということなので商品を選び始めました。いくつか選んだ後、同じものが数個ほしかったのでショールームがどこかたずねてみますと、会場から近くだということで、 別のスタッフがそこにいるということですので、行きかたを教えてもらい、ショールームまで足を伸ばすことにしました。

 バスを使おうかと思い、インフォメーションデスクのスタッフに聞いてみましたが、どうやらバス路線からははずれているようでタクシーの方がわかりやすいということですので、タクシー乗り場まで行ってみました。 ショールームの名詞をドライバーに見せて、場所のわかる人をさがしそのタクシーに乗り込みました。
 ショールームの前まではドライバーもわからない様子でしたので、近くの交差点で降ろしてもらい、あとは番地を頼りにショールームの入っているビルを探しましたが、なかなかわかりません。 その上ここでは、ビルの中へも勝手には入れず、チャイムを鳴らし来訪の目的を相手に告げてやっと入り口のオートロックを解除してもらえるのです。 最初ここかなとあたりをつけたビルでは、チャイムを鳴らしてもお留守のようでどうしようかと思ったのですが、そばにいた男性がどこへ行きたいのかたずねてくれましたので、名刺を見せますと一緒にあちこちを訪ねて探してくれました。 ちょうどさっきのビルとは道路をはさんだ向かい側のビルが正しい場所でした。その男性にお礼を言って、チャイムを鳴らしますとスタッフが対応してくれて、来訪の目的を告げますと、会場からも連絡が入っていたようですぐにオートロックを明けてくれました。

 ショールームはそのビルの4階でしたので、エレベーターを上がりましたが、ドアがあくと目の前がショールームになっていました。 スタッフがすぐに出てきてくれて、中へ入れてくれましたが、狭いお部屋にバッグがぎっしりと並んでいました。 取引条件を確かめて、どんどん気に入ったものを選んでいきました。在庫もまだあるようで、選び終わると新しいものを倉庫から出してくれるということでした。 ニューヨークデザインとはいえ、製作はやはり中国ということでしたが、値段も少し高いもののそのデザイン性とクオリティーの高さで選びました。 同じようなデザインのものを街中でも見かけたように思いましたが、それらは縫製などに難があったように思います。
 一通り選び終わりますと、スタッフが倉庫の中から同じ商品を出してきてくれましたので、支払いを済ませました。


 左写真 ツアーバス August 2005 撮影

写真 28KAFE August 2005 撮影    写真 28KAFE August 2005 撮影   
写真 28KAFE内の様子 August 2005 撮影

夜景 August 2005 撮影 「エンパイアステートビル」

 毎日目の前まで行っているエンパイアステートビルは、観光のメッカでたくさんの観光客がひっきりなしに出入りしていますが、ここまできていて一度も中へ入らずに日本へ帰るのも悔しいことなので、 思い切って上まで上ってみることにしました。

 エンパイアステートビルは、ワールドトレードセンターのなくなってしまった今はニューヨーク一ののっぽのビルとしてずっとこの街のシンボルとなっています。地上443m、102階建てで、約6万トンの鋼鉄が骨組みになっており、外壁には1000万個のレンガが使われています。 1929年の着工し、1931年に完成という猛烈なスピードで作られたのだそうです。

 夜景が素晴らしいと聞いていましたので、夕方頃から行ってみることにしました。チケット売り場は1階にありましたが、そこではそれほど人は並んでおらずすぐにでも入れるのかと勘違いをしてしまい、チケット買って次のセキュリティチェックのコーナーへを抜けますと次のコーナー一面 順路に沿って綱が張られており、どこまで並ぶのかわからないくらい人々でひしめき合っていました。チケットを買う前にこの光景を目にしていたら、おそらくあきらめて帰ってしまったと思うのですが、 それを見越してといえばよいのか、商魂たくましいと表現してよいのかチケットを買ってしまった後では何時間かかるかわかりませんが、並んで待つしか仕方ありません。
 さすがに、周りは観光客ばかりのようで、家族連れや一族一緒にといった方が多いようでした。耳をすませて聞いていますと、イタリア語、スペイン語、フランス語など色々な言語が飛び交っていました。 あるグループなどは待っている間「アメイジング グレイス」をきれいな声で歌っていました。どんどんと前には進むのですがどこまで進んでもなかなかエレベーターまではたどり着きません。 せっかく買ったチケットですが、あきらめて帰っていく方も何人かいました。テーマパークでアトラクションを待っているような雰囲気にも感じられました。
 とにかく並ぶこと1時間以上、やっとエレベーターホールに着きました。エレベーターは何台もあるようですので、次々と人々を乗せてまずは80階へと上りました。 最初ここが展望台かと思ったのですが、そうではなくここでも行列を作って、全員順番に強制的に記念撮影をさせられました。この費用はチケットには含まれておらず、希望する人だけが購入するシステムになっていました。帰りに壁にずらりと並べられた写真から自分のものを選び出すのですが、それもなかなか大変でした。 記念撮影も待ち時間がかかりましたが何とか終わり、ようやく展望台のある86階までのエレベーターホールへと向かいました。
 86階には野外展望台がありましたが、とにかく86階全体どこへ行ってもものすごい人でひしめき合っているようでした。ちょうど日没時の一番美しい景色の見られる時間と重なっていたためだと思われます。 お天気もよかったので眺めはさすがに美しく、その階を一周しながら、マンハッタンの暮れゆく素晴らしい景色を目にすることができました。まさに360度の大パノラマです。みんな、競うようにその景色を写真に収めていました。
写真 待っている様子 Augustt 2005 撮影    写真 夜景 August 2005 撮影   
写真 エンパイアステートビルディングにて August 2005 撮影

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