「ホテルの勘違い」
タイでの買い付けもだいたい予定通りすませ、次はインドネシアへの出発です。飛行機が朝早いので、ホテルを6時前くらいにチェックアウトしました。
レストランはまだあいていないのだろうと思っていたのですが、すでにオープンしていて数人のお客さまが朝食を取っていました。
さすがに、すべての料理が揃っているわけではありませんが、それでも充分のボリュームでした。
思いがけず朝食も済ませ、空港へ向かうためにタクシーに乗り込みましたが、メータータクシーだったので、当然メーターを倒すだろうと思っていますと、
運転手はメーターは倒そうともせず、高い値段を言い出しました。降りようかとも思ったのですが、すでに走り出していましたので、空港からホテルへ来た時のタクシーの値段を思い出し、
その料金でと交渉しました。何度かやりあった後、最後には運転手も諦めたようでしたが、とても残念そうな顔をしていましたので少し不安でした。
タクシーはスムーズに空港へ着いたのですが、タイ航空に乗ると伝えたにもかかわらず、タイ航空のカウンターから一番離れた所で降ろされました。
空港は結構込んでいましたが、チェックインも済ませ、予定通りに搭乗も始まり離陸しました。インドネシアまで4時間の旅ですが、飛行機が水平飛行に入るとなぜか、いつもより慌しく
食事を配り始め、慌しく終わらせたように感じました。飛行機の中もいつもと違ってとても寒かったのでみんな毛布を次々と頼んでいました。
4時間後には予定通りにグラライ空港に到着しました。入国審査上へと向かう途中に、今年から導入された入国税を払う場所ができていました。滞在日数によって払う金額は違います。
日本円でもドルでももちろんインドネシアルピアでも受け付けてもらえるようになっていて、係りのスタッフも手際よくレートを伝えていました。
入国審査上はとても込んでいましたが、子供連れの欧米人の観光客がとても多いように思われました。
入国審査も問題なく終わり、タクシーチケットを購入しようとタクシーカウンターで並んでいると2人づつ組になった男性が次々と、チケットを買ったお客さまの荷物を持ってどこかへ案内して行くようでした。
どうやらチップ稼ぎのにわかポーターのようです。チケットを買い終えると、やはり近くに待機してた男性2人がこっちだこっちだと、さっさと荷物をもって歩いていきました。
こちらもあわてて遅れないように後に続いていきますと、タクシーの所まで連れて行ってくれました。
タクシーに無事に乗り込めましたが、道路はかなり混んでいてなかなか前には進めません。道路も一方通行が多く、時間も結構かかりましたが、何とかホテルへ到着しました。
荷物をおろし、フロントで予約の確認をし、あとは部屋で少しゆっくり・・・と思っていたのですが、スタッフが予約は入っていないと言い出しました。
そんなはずはないと、日本からプリントアウトしてきた予約確認書をスタッフに差し出しますと、なんとこのホテルではないというのです。
よくよく聞いてみますと、予約したのは、ADHI DHARMA HOTELで、このホテルは、ADHI DHARMA COTTAGE ということで、同じ系列のホテルながら、ADHI DHARMA HOTELはこのホテルと道路を隔てた海側にあるということでした。
ADHI DHARMA COTTAGEは、にぎやかな通りに面して何かにつけて便利な場所だったので、何とか変更してもらえないかとお願いしてみたのですが、この日は満室で駄目だということでした。
少し気落ちしたのですが、仕方ありません。車で案内してくれるということなので、出口へ向かいそこからADHI DHARMA HOTELまで送ってもらいました。
さらに奥まった細い道の突き当たりにホテルはありましたが、建物はなかなか風情があり、案内された部屋も広いバルコニーがついたゆったりした部屋でしたので、ほっとしました。
左写真 グラライ国際空港 July 2004 撮影
|