旅行記 メキシコ編 その10

 今回は、品薄になったシルバーアクセサリーを中心に、夏物そして秋物を探すためメキシコへやってきました。
バザール・デル・サバド May 2004 撮影

「メキシコへ」

 ゴールデンウィークもゆっくりする間もなく、その間もメキシコ行きの準備をし、いよいよ出発です。 最近、夜間の出発が多かったのですが、今回は久しぶりにお昼からの出発です。
 空港についたのが少し早かったため、まだチェックインが始まってなかったので、両替を先に済ますことにしました。 メキシコでは地方によって日本円を両替してくれない銀行もあるため、とりあえずトラベラーズチェックを持つ事にしまし、両替した後 その場で一枚づつサインをしていきました。 両替も終わりカウンターへ行くとチェックインも始まっていました。 アメリカ経由ですから荷物の検査も厳しいことは覚悟していたのですが、スーツケースまで開けて調べられるのはアットランダムに選ばれるようでした。 それでも、スーツケースを預けた後の検査で引っかかることもあり、 以前に何が引っかかったのか、手荷物受取所にあらわれた時には、見事に鍵の部分がなくなっていた経験から、今回鍵はかけずに預けました。
 予定通りの時間に飛行機も離陸し、9時間半の後サンフランシスコに到着しました。 到着ゲートは入国審査に一番近かったのですが、 入国審査は予想通りかなり厳しくなっていました。 アメリカに滞在する人たちはかなり念入りにチェックされているようで時間もゆっくりかけています。 トランジットの場合も、色々質問を受けたりとやはり時間をかけていました。

 乗り継ぎまで2時間ほど待った後、予定通りいよいよメキシコへ向けて出発です。 飛行機は結構すいていましたが、時差のせいかとにかく眠かったので、 ひたすら寝ることにしました。が、天候が荒れているらしく、いつもより随分揺れます。 下りエレベーターの状態が何度も続き、そのたびに乗客の「きゃー!」という声が響きます。 窓の外も真っ暗で、どういう状態かわからないので余計不安になるのかもしれません。 いつもよりは心配しましたが、どうやら無事にメキシコシティーへ到着です。 着陸が近づくにしたがって、窓には雨が降り付けてきました。 どうやら外は雨がかなり降っているようです。 そして、無事に着陸した瞬間には拍手が沸き起こっていました。
 到着ゲートは入り口から一番離れた所にありました。 そこから入国審査場までひたすら歩いていきます。 ここは、入国者用の通路はないので、出発する人たちでごった返した中を歩きます。 入国審査はそれほど厳しくもなくスムーズに進み、手荷物も無事に受けており、出口近くでタクシーチケットを購入し、タクシーに乗り込むため一歩外へ出ると、すごい雨風です。 幸いタクシーはすぐに見つかりましたが、乗り込んでホテルの名前を出すと、ホテルの場所がわからないとか今日は雨が降っているから、タクシー料金は高くなるとか言い出しました。 空港からの料金は一律ですし、場所もわかりやすい所ですのでそれらを強調し、とにかく走ってもらいました。 ちょうど、夕方の時間帯なので、道路はかなり渋滞していましたが、 何とか無事にいつものソナ・ロサのすぐ隣にある「HOTEL SEGOVIA」に到着しました。 すぐにスタッフが荷物をおろしてくれて、フロントでチェックインを済ませましたが、スタッフも顔なじみの人が多く、笑顔で迎えてくれました。  左写真 バザール・デル・サバド May 2004 撮影

写真 アラメダ公園 May 2004 撮影    写真 ベジャス・アルテス宮殿 May 2004 撮影    写真 アラメダ公園付近 May 2004 撮影

メルカードにて May 2004 撮影 「市めぐり」

 今日は土曜日です。 あちらこちらでバザールやメルカードが開かれていますが、先立つものをということで、まずは両替に行くことにしました。 たいていの銀行はお休みですが、「HSBC」だけは午前中だけ開いています。 とにかく12:00になると、どんなにお客さまがならんでいてもさっさと閉まってしまうお国柄ですので急ぎました。 幸い、なかは割合空いており、すぐに窓口に行けました。 ところが、この日はどういうわけか日本円からペソへの両替はしてもらえましたが、トラベラーズチェックは駄目でした。
 両替も無事に終わり、一旦ホテルへ戻り、いつもお世話になっているシッパーの女性が迎えに来てくれることになっているので、ロビーで待っていました。 約束通りの時間に彼女は現れ、まずはサンアンヘルの「バザール・デル・サバド」に向かいました。 道路は少し渋滞しているようです。
 サンアンヘル周辺は閑静な高級住宅地です。 その中のサン・ハシニト公園でバザールは開かれていますが、決まった駐車場はない様子で、周辺の道路は車が一杯止められています。 どこへ止めるのかと見ていますと、道路上で立っていた小さな少年が話し掛けてきて、すぐに車を誘導し始めました。 止めるスペースがとても狭く大丈夫かなと思ったのですが、 少年は手馴れたもので、車体をたたいて合図しながら、うまく止められるように誘導してくれました。 あとで聞くと、その少年はチップを稼ぐために車を誘導しているらしいということでした。
 公園の中も回りもたくさんの露天が建ち並び、プロとアマチュアの画家達が自分達の作品を並べて展示即売をしています。 メキシコの風景を描いていたり、写真を並べていたり、あるいは前衛的な作風だったり、見て回るだけでも充分楽しめます。 中に1点、一目見て気に入った絵がありました。 作者もすぐそばに座っていたので値段も確かめたのですが、商品を見るのが先ですので、その絵は帰る時に交渉しようと思い、露天などを見て回ることにしました。
 このバザールは他のメルカードと比べ、値段は高めなのですが、ここでしか売っていないものや、同じデザインでもクオリティーが格段に高いものが多いですので、念入りに見て回ります。 探していた陶器や壁掛なども見つかりましたが、値段交渉がうまくいくかどうかが問題です。 何度も粘って、少しづつこちらの希望金額に近づけていかなければなりません。 中には希望金額に全然近づかないこともありますので、そういう時は後ろ髪を惹かれる思いながら諦めました。 そうこうしているうちに両手に一杯の荷物になってきました。 他にも回りたいメルカードなどがありますので、この辺にして、最後にさっき見ていた絵を持って帰ろうかと思い、その場所に向かいました。
 さっきの絵があった場所はすぐに見つかったのですが、飾ってある絵がどうもさっきの絵とは違っているようです。 作者に聞いてみますと、たった今その絵が売れたということです。 さっききちんと交渉しておけばよかったと後悔しましたがどうしようもありません。 次回は見つけたら、絶対すぐに手に入れておこうと思いました。

 次は、ソカロのそばにあるメルカードへ移動です。 お昼近くですので、道路も渋滞が激しくなっているようです。 メキシコは人より車優先で道路が建設されているように思われるのですが、それでもすごい混みかたでなかなか前に進めません。 なるべく裏道らしき所を走っているようすですが、どこも車で一杯です。 結局1時間以上かかって、ソカロ近くにたどり着きました。
 車をアラメダ公園の駐車場へ預け、あとは徒歩でメルカードへ向かいます。 このあたりはちょうど東京の秋葉原、大阪の日本橋にように大きな電気製品街になっています。 音響製品などの店も多いらしく、あちらこちらから色々な音楽も響いてきます。 道路も若者を中心に大勢の人でごったがえしており、すごい熱気を感じます。 気をつけて歩きながらなんとか目指すメルカードに到着しました。
 ここは規模の小さなメルカードで、主に手ごろなアクセサリーが売られています。 中は小さな店が肩を並べるように軒を連ねており、狭い路地が続くような感じになっています。 前回来た時に見つけたお店を探し回り、値段を確かめ気に入ったものを片っ端から選んでいきました。
右写真  メルカードにて May 2004 撮影
写真 オレンジジュース売り May 2004 撮影    写真 露天の様子 May 2004 撮影    写真 街の風景 May 2004 撮影

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