「バリ島へ」
アジアの旅はいつものように深夜から始まります。関空もすっかりクリスマスの装いに包まれ、クリスマスソングも流れています。
師走の慌しい時期のせいか、いつもより待合の人の数も少ないように思われます。
やがて定刻どおりに飛行機は離陸しました。回りを見回しますと、やはりいつもより乗っている人の数は少ないようです。
空いている座席も多いので、ゆっくり眠れるように座席を移動している人もみられます。それぞれに眠る体制に入っていきます。
バンコクにも予定通り到着し、いつもならすぐにバンコクのホテルへ直行するのですが、
今日はここから乗り継いでインドネシアへと入ります。
待ち時間をつぶすために空港内をうろうろしてみますと、早朝6時でも免税店などほとんどのお店が開いていてにぎわっています。
アジアのハブ空港としての、その活気を感じさせられます。
3時間ほどの待ち時間ですが、退屈することもなく過ごせました。
バリ島行きの飛行機も予定通り離陸し、旅は順調に進みます。やはり乗っている人の数は少ない様子で機内もゆったりしています。
飛行時間は4時間ほどですが、すぐ眠ってしまったようです。
気がつくと、海岸線の周りを白い波しぶきが取り巻いている様子が窓から見えてきました。
いよいよ到着のようです。
飛行機から降りて、入国審査へ向かう途中で見える空港の庭に、仏教遺跡でしょうか、不思議な建物が建っています。
みんな一様に足を止めて見入ってしまいます。何となくほっとさせられるような感じです。
入念な入国審査も無事に終わり、出口へ向かいました。
バリ島は交通機関が充実していないということで、今回は案内の方を紹介していただいたのですが、
飛行機の到着時間を知らせた後連絡がなかったので、少し心配していたのですが、
出口を出ると、こちらの名前を書いた紙を掲げてニコニコしている女性が真っ先に目に入ってきました。
ほっとして、すぐにそばに行って、自己紹介しました。
彼女はイレーナさんというのですが、まずホテルまで送ってくれました。飛行場から10分くらいのホテルです。
左写真 バリ風景 December 2003 撮影
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