「CNNセンター」
次の日も、アメリカンズマートの方へは行かず、
同時に開催されている、コングレスセンターのギフトフェアーへ行ってみることにしました。
ホテルで朝食を取ろうとロビーへ行くと、集まっている人たちはみんなアメリカンズマートのバッジホルダーを胸にかけています。
出展者なのでしょう、お揃いのトレーナーを着ているグループもあります。熱気が満ちているようです。
いよいよ始まるのだなあと、こちらも期待にわくわくする思いでした。
アメリカンズマートとギフトフェアーの2つは主催者は別のようですが、2つの会場を結ぶシャトルバスが出ていたり、
ダウンタウンのあちらこちらで、お揃いのウェアーをきたアルバイトらしき人たちがギフトフェアーの宣伝や案内をしています。
ギフトフェアーのマークの入った紙袋を配ったり、道案内をしたり、ととにかく一人でも多くの人たちにコングレスセンターへ行ってもらおうと頑張っているようです。
ホテルから会場までのシャトルバスも出ているようですが、歩いても20〜30分くらいの所なので
ダウンタウンを見学がてら歩いていくことにしました。
歩いていく途中、アメリカンズマートの建物の前も通るのですが、本当にたくさんの人々がどんどん吸い込まれるように、建物の中へ入っていきます。
その様子を横目でながめつつ、そのまま通り過ぎて、まっすぐに歩いていきますと、
1996年におこなわれたアトランタオリンピックのメモリアルパークがあります。
ここまでくると、CNNセンターの建物もすぐ近くになっており、隣り合って、
ギフトフェアーが開かれているコングレスセンターへと続いています。
せっかくここまで来たのだし、まだ朝も早い時間だったので、まずはCNNセンターのツアーに参加しようということになりました。
世界に名だたるCNNセンターです。ここのツアーも人気で、混むことが多いと聞いていたのですが、幸いこの日は人はまばらでした。
1階の受付でツアーの申し込みをしました。日本人かと聞かれたので、そうですと答えると、なにやらパンフレットのようなものを手渡されました。
よく見てみると、それは日本語で書かれた、ツアーの台本だったのです。英語が苦手でも、それを読みながら説明を聞くとわかりやすいようです。
ツアー人数も少なくゆっくりと回れそうです。入り口に集まった人を見ると、日本人男性が3人一緒でした。そういえば、アトランタへついてはじめて出会った日本人です。
まずは、空港と同じように、セキュリティチェックを丹念に受けたあと、長いエスカレーターを上がって展示室へ向かいます。湾岸戦争時にアーネット記者が着ていた黒いジャケットをはじめ、
CNNやテッド・ターナーの足跡と栄光がパネル展示されています。そこから、本物そっくりに作られたコントロールルームやスペシャルイフェクトルームなどで説明を受けたりしながら、建物の中をどんどん進んでいきます。
そして、ハイライトのメイン・ニュース・フロアでガラス越しですが、リアルタイムのスタジオを見学します。キャスターの声も聞くことが出来ます。
テレビではキャスターの顔しか見えませんが、その裏で世界中から入ってくるニュースを即座に編集し決定していく様子が見られます。
とても緊迫した雰囲気の中、どれほどたくさんの人たちが一つのニュースにかかわっているかを知らされました。
その時々で、ツアーガイドの女性が、「何か質問は?」と尋ねてくれますが、ツアー参加者は子供の含め、とても積極的に質問をしていました。
所要時間は50分くらいですが、広いセンターを回りますので、あっという間に終わるという感じでした。
左写真 CNNセンター July 2003 撮影
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