旅行記 メキシコ編 その5

 今回は、メキシコシティ、タスコはもちろんのこと、久しぶりに陶芸でポピュラーなトナラの色々な工房を訪ねてみました。
世界貿易センター Junuary 2003 撮影

「コリマの地震」

 大阪を15:45に発ち、サンフランシスコを経由してメキシコシティへ着くのが同じ日の17:34。 いつものこととはいえ、何だか不思議な感覚です。
 いつも通り、UAでの飛行ですが、去年からのごたごたからか、機体が小さくなっていました。当然のことですが座席数もぐっと少なくなっていましたので、 アメリカ方面への旅行客の数も少なくなっているということでしょうか。去年まで乗換えの時間が短くあわただしかったのですが、それもゆとりのある乗り換え時間に変わっていました。 メキシコシティまで何事もなく無事に着き、そのままホテルまでタクシーで直行しました。 ホテルは最近の常宿になっている「ホテル セゴビア」です。ソナ・ロッサと目と鼻の先の地下鉄の駅にも近いとても便利な場所にあります。

 ホテルの部屋で荷物を広げながらくつろいでいますと、なんとなく足元がふらふらしてきました。 長旅の疲れが出たのかと思い、あたりを見まわしますと、なんと部屋が揺れているのです。地震です。そう思った瞬間電気も消えてしまいました。 そういえば、以前このメキシコシティでも、かなり大きな地震があり、被害も大きかったのを思い出し、少しひやっとしました。が、電気はすぐにつきました。 このままじっとしていた方がいいのか、外へ出た方がいいのか、荷物は何を持とうかなどと考えながら、ドアの方へ行き、外の様子をうかがっていますと 他のお客さまがざわざわと、階段を使って外へ行っているようです。 やっぱり、外へ出ようと荷物をとりに行きましたが、そうこうしているうちに揺れは止まったようでした。
 メキシコシティでもこれだけ揺れたということは、どこか他の土地が震源地で大きな地震があったのでは・・・と思いテレビをつけました。 が、ニュースを流している番組は少なく、ニュース番組もメキシコシティなどの地震の様子がでているだけで、地震そのものの詳しい情報はわかりません。
 疲れていることもあって、その日はそのまま休みましたが、少し不安でした。 翌日になって、「コリマ」というところでかなり大きな地震があり、被害も大きかった事がわかりました。 自分たちが無事だったのは良かったのですが、コリマで被害に遭われた方々のことも気になりました。  左写真 世界貿易センター Junuary 2003 撮影


チネロスピープルの踊り Junuary 2003 撮影 「ギフトショー」

 ギフトショーは世界中で開かれていますが、ここメキシコでももちろん開かれます。 メキシコシティでは「Amfer」とよばれていて、「世界貿易センター」で開かれていますので、今日はそこを見に行く予定です。 日本から事前に連絡を取っていましたので、知り合いの女性が車で迎えに来てくれました。
ソナ・ロッサから南の方へ10分くらい走ったところに、「世界貿易センター」はあります。入り口は古代をイメージしているような、それでいて前衛的とでも言ったらいいのか、 とても個性的な建物になっています。 地下の駐車場に車をとめて、そのまま会場へと向かいました。
 いつものように受付を済ませ、中へ入りましたが、かなりこじんまりしています。日本も含め、ヨーロッパ、アメリカなどでは、 インターナショナルの雰囲気が強く、海外からの出展者もかなり多いのですが、ここでは、主に国内の業者向けなのか、出展しているのもメキシコ国内の関係者だけのようです。 色々な商品を見て回りましたが、インテリアなどをはじめ、全体的にヨーロッパナイズされた商品が多いように思います。ちょうど去年のミラノのギフトショーで見たような雰囲気に似ているように思いました。 どちらかといえば、メキシコの伝統的な商品を探していましたので、少し肩透かしされたような感じでした。

 中を見て回っている間、会場のどこかで大きな拍手だとか、歓声などが聞こえてきますので、何かあるのだろうかと思っていました。 1階を見終わって、2階へ上がるのに、一旦1階の会場を出なければいけません。出口を出て、入り口の方へ目をやると、色鮮やかな民族衣装に身を包んだ人たちが並んでいて、その周りを囲むように人垣ができています。 その民族衣装がとても興味深かったので、近づいて見ることにしました。
 すぐそばには、ブラスバンドのメンバーも楽器を持って立っており、ほどなく音楽も始まりました。どの地方の人たちなんだろうと、受け付けの女性に聞いてみますと、 今回のギフトショーでは、モレロスの紹介を特別におこなっており、その一環として、ヤウテペックという村からチネロスピープルが伝統的な踊りを見せているということでした。 衣装も豪華で、顔につけているお面も両面だったようですが、踊り自体はそれほど激しくなく、ゆっくりしたものでした。
ちょうどこの日がギフトショーの初日だったので、特別な催しとしておこなわれていたようでした。2日後にもう一度訪れたときには、踊りは見ることは出来ませんでした。  右写真  チネロスピープルの踊り Junuary 2003 撮影
写真 チネロスピープルの踊り Junuary 2003 撮影    写真 チネロスピープルの踊り Junuary 2003 撮影   
写真 チネロスピープルの踊り Junuary 2003 撮影

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