旅行記 タイ編 その6

 バンコク最大のウィークエンドマーケット、なんでも手に入る市場です。集まる人の数も半端ではありません。
Siam Inter-Continental Bangkok跡 November 2002 撮影

「なくなったホテル」

 6月に泊まったのは「Siam Inter-Continental Bangkok」というホテルで、スカイトレインのサイアム駅の目の前のとても便利なホテルでした。
今回も同じホテルにしようと予約しようとしたのですが、オンライン予約のどこのホテル予約サイトからもぜんぜんできませんでした。 仕方なく別のホテルを予約したのですが、実は6月いっぱいで廃業だったのでした。

この「Siam Inter-Continental Bangkok」は、駅や道路の目の前の本当に街のど真中にあるホテルなのですが、 一歩中に入ると、都会の喧騒をも忘れさせてくれる実に静かなホテルでした。
まずその広大な敷地、宿泊は2つの建物に分かれていますが、とにかく庭が広いのです。 その広い庭には、木々が生い茂り、円形のプールがあり、大きな池、あずまや、何面ものテニスコートなどが点在しています。
その間を縫って、小道が続いているのですが、そこをジョギングコースとして、朝早くから走っている宿泊客の方もいました。 孔雀も何羽か放し飼いされており、散歩の途中でその羽を広げた美しい姿に見とれることもしばしばです。 たくさんの木々の中で、色々な小鳥のさえずりも聞こえ、しばし別世界にいるような雰囲気になります。
いつも、交通の便を最優先にホテルを選んでいるのですが、 このホテルは、思いがけず、ホテル内で朝の散歩を楽しめるという、ゆったりとした贅沢な気分にさせてくれたホテルでした。

うわさでは、跡地に商業ビルができて、その中にホテルも入って、運営はやっぱりインターコンチネンタルになるということですが、 いくら最新鋭のホテルになっても、もう二度と朝の散歩など楽しめないでしょう。
今、サイアム駅から眺める風景は、6月がうそのようで、その残骸をながめていると感傷的な気分になりました。  左写真 Siam Inter-Continental Bangkok跡 November 2002 撮影

写真 Siam Inter-Continental Bangkokのイルミネーション June 2002 撮影    写真 Siam Inter-Continental Bangkokの庭の孔雀 June 2002 撮影   
写真 Siam Inter-Continental Bangkokの様子 June 2002 撮影

ウィークエンドマーケット November 2002 撮影 「ウィークエンドマーケット」

 今日は土曜日、ウィークエンドマーケットが開かれている日です。
タイへ来てからも何とかお天気にも恵まれていますが、今日は少しどんよりとした空です。お昼から雨になるかもしれないと思い、少しでも早く出発することにしました。

ウィークエンドマーケットは、バンコク市外の北にあるチャトゥチャックの公園で、毎週土、日曜に開かれている大規模のマーケットです。
マーケットまではスカイトレインに乗って行くのですが、車内には旅行客やバイヤーらしき人などさまざまな種類の人でいっぱいです。 終点のチャトゥチャックの公園のあるモーチット駅に近づいてくると、車内からものすごい数の屋根がひしめいている様子が目に飛び込んできます。 その中に、またどれくらいの数のお店が集まっているのだろうと思います。

駅から歩いてすぐそばなのですが、やはりそばにあるバス停にも次々にマーケットへのお客さまを乗せたバスが到着しています。 その上、タクシーや自家用車などもひっきりなしですから、いったいどれくらいの人々が集まってくるのでしょうか。 まだ朝9:00を過ぎたところですが、マーケットへ入っていく人の数は相当なものです。

入り口は何ヶ所かありますが、入っていくと、マーケット全体の地図があります。商品のカテゴリーごとに色分けされ番号などがうたれて描かれているのですが、もちろんそれほど単純に並んでいるわけではありません。 地図は参考程度に、実際に歩き回って求める商品のお店を見つけるしかありません。
番号を頼りに順番に見て回ることにしました。

中に入ってみますと、何本もの細い路地にびっしりと小さなお店が並んでいるのです。さながら迷路のようです。
衣類、雑貨、食料品から古本、CD、アンティーク、はてはペットの動物まで、手に入らないものはないのではと思うくらい、ありとあらゆるものがそろっています。
しかし、圧倒的に衣料を扱っているお店が目を引きます。特に、Tシャツやジーンズを扱っているお店が多いように思いました。 が、その中に混じって、皮のジャケットなど冬物衣料も吊られています。
タイシルクの生地など魅力ある商品がたくさんあります。が、気候が幾分ましとはいえ、中は人々の熱気とかでどんどん蒸し風呂状態になっていきます。 今回の探し物を第一にとにかく進んでいきます。

衣料を扱っているお店は、本当に多いのですが、それに比べて雑貨などのお店はちょっと少ないように思います。が、迷路のような順路をとにかく歩きまわります。
何だか、同じ場所を何回も通っているような気もしますが、地図を参考に、あるいは上からぶら下がっている看板を見ながら歩いているわけですが、 上からぶら下がっている看板の中には、お店の宣伝らしいものも混ざっているようで、通りの何番目なのかを勘違いしてしまうこともあります。

歩き回るうちにどんどん人は増えて、通路が混雑して身動きが取れにくくなってきています。人ごみの中、無理やりに進んでいると、肩にかけているかばんが何やら変です。はっと、みるとかばんのファスナーを開けられています。
幸いパスポートなどの大事なものは持っていなかったし、お金の方も別にしていたので何事もなく無事でしたが、油断しているとすりにやられてしまうのです。
人ごみの熱気や何かでどんどん暑くなって少し疲れていたようです。飲み物を売っているお店もいたるところにありますので、一息いれていきます。中でも絞りたてのケインジュース(砂糖きびのジュース)はとてもおいしいです。

さらに歩き回ってみますと、なにやら雑貨らしきもののお店が続いているところにやっとたどり着いたようです。
バッグ、食器類、アンティーク、楽器、フレグランス等など、次々とお店をのぞいては、これだと思ったものを買っていきました。  右写真  ウィークエンドマーケット November 撮影
写真 ウィークエンドマーケット November 2002 撮影    写真 ウィークエンドマーケット November 2002 撮影   
写真 ウィークエンドマーケットの様子 November 2002 撮影

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