旅行記 ミラノ編 その2

 ギフトショー真っ盛りの9月、今回は世界最大とも言われているイタリア、ミラノの「マチェフ」の見本市に行くことになりました。
ホテル ガレス September 2002 撮影

「会場までの列車」

 今日はいよいよマチェフの見本市会場へ行きます。 朝早くおきて、朝食を済ませすぐに出発することにしました。
マチェフの見本市会場は地下鉄の「AMENDOLA FIERA」という駅です。 泊まっているホテルのある「LIMA」駅からは地下鉄の同じ線になります。が、途中で2方向へ分かれているので、「MOLINO DORINO」行きに乗らなければなりません。
改札口を通り抜け、プラットフォームへ降りると前の日とは違ってたくさんの人が待っています。 みんな見本市に行くのだろうか・・と思いながら観察していますと、ほどなく列車が入ってきました。

土曜日の8:30くらいだというのに列車の中はすごい混みかたです。やっぱりほとんど見本市に行く人たちかなと思いつつ、荷物にも気をつけながら乗っていました。 すりなども結構多いと聞いていますので、荷物には常に注意していなければなりません。
どの駅についても、降りる人はほんのわずかで、どんどん乗り込んできます。 特に、ドュオモの駅からは一段とすごい人の波が押し寄せてきました。ミラノに来てまで通勤列車並みのラッシュに合うとは、とても予想していませんでした。 おまけに、冷房もないのですごい熱気と暑さです。

「AMENDOLA FIERA」に着くと、乗っていたほとんどすべての人が降りました。 やっぱりみんな見本市に行く人だったんだ、と改めてその数に驚きました。  左写真 ホテル ガレス September 2002 撮影


マチェフ September 2002 撮影 「マチェフの会場にて」

 地下鉄を降りて地上に上がると、もう目の前がマチェフの見本市会場です。
入り口の前にバスが止まっていましたので、どこから来たのだろうと思ってよくみて見ますと、会場を巡回していくバスでした。
この、マチェフの見本市会場はさすがに世界一といわれることも当然、その広さは半端ではありません。マチェフ自体が一つの街みたいなのですから。
そういえば、ミラノコレクションも世界的に有名ですが、この会場を使うデザイナーの方もいるのだろうかと思いつつ入り口へと向かいました。

たくさんの人々が続々と入場していく流れに乗って会場内に入りましたが、、まずはチケットを購入しなければいけません。 大体どこへ行ってもギフトショーは無料なのですが、ここマチェフでは有料になっています。 日本からインターネットで事前登録していますので、待たされることなくスムーズにチケットの購入もすませ、いよいよ中を見て回ります。

とにかく、すごい広さなのでみたいものを絞らなければ、全部見切れるものでもありません。
幸い、このマチェフは各テーマによってブースが分かれていますので、とても探しやすく見やすくなっています。 もちろん、各テーマごとに多いところでは数個の建物にもなっているところもありますが、全体的に整理されていると思いました。

入場者も半端な数ではありませんが、マチェフ自体が広大な広さですから、どこをみて回ってもそれほど混んでいるようには感じられません。
先ずは、アクセサリーなどの建物に入ってみました。 さすがにヨーロッパというか、どのブースも展示の仕方がとても洗練されているように思います。大雑把に商品を並べているだけではなく、ディスプレーにも工夫を凝らしているのが感じられます。
石を使った、それも大き目の石のアクセサリーがあちこちで目に付きます。日本では石を使ったアクセサリーといってもそれほど大きくは感じられないのですが、こちらはデザインも結構はでめのように思います。
そういえば、アメリカのギフトショーなどでも同じように、大き目の石を使ったデザインが多かったのを思い出しました。 体格の差にもよるのかなあ・・・などと思ったりもします。
サンプルで買えるところもありましたので、少し気になったものを手に入れました。

さすがに地元イタリアからの出展者の数は相当なのですが、それ以外の国からもかなりの数が参加しています。 インターナショナルというテーマの建物もそれに当たりますので、回ってみました。
インターナショナルというくらいですから、ヨーロッパはもちろん、アメリカ、アジア、アフリカといろいろの国からの出展があります。 日本のギフトショーでも、色々な国からの出展がありますが、商品のスタイルというかその国向けのスタイルがあるように思います。

さらに歩き回ってみますと、どうやらアジア関係の集まっているブースにたくさんの人が集まっているような感じでした。 日本など随分以前からアジアブームで盛り上がっていますが、同じ家具などでも、デザインなどが日本に出回っている商品とは一味違うように思います。 イタリア向けというか、ヨーロッパ向けとでもいえるのではないかと思います。

そして、何といっても中国です。中国は中国館とでもいうべきブースを持っています。 さすがに、世界の工場といわれているだけのことはあって、本当に世界中のありとあらゆる商品が集まっています。 中国で作られていないものを見つけるのが難しいくらいかもしれません。 よく見ていくと、オリジナルとは一味違うようにも思われますが、中国の力を改めて思い知らされたような気がします。  右写真 マチェフ September 2002 撮影

夕食 September 2002 撮影

「オープンカフェでの食事」

 丸一日、見本市会場を見て回りましたのでかなり疲れました。 昼食も中にあるカフェで軽くすませましたので、夕食はしっかり取ることにしました。
ミラノへ来たからには、ドゥオモのそばのガレリアに並んでいるカフェレストランで、道行く人を眺めながら食事という光景を思い浮かべていましたので、地下鉄でドゥオモに戻りました。

ここはミラノ一の観光名所で、訪れる日本人の数も相当なものです。 ですから、このあたりのレストランに入っても、日本語のメニューを用意しているところも多いのでメニュー選びも苦労はありません。

この日のメニューは、海の幸のスパゲッティ、野菜サラダ、そしてミラノ風カツレツ、それから、忘れてはならないワインです。 さすがにパスタ王国、どこでいただいてもおいしいです。 サラダもドレッシングなどなく、オリーブオイルとレモン汁と塩を好みでかけるだけですが、野菜そのものがとてもおいしいので充分です。 道行く人たちを眺めながら、おいしい食事をとり、疲れも飛んでいくようでした。  左写真 夕食 September 2002 撮影

写真 オープンカフェの様子 September 2002 撮影    写真 オープンカフェの様子 September 2002 撮影   

写真 オープンカフェの様子 September 2002 撮影

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