「2日目の朝」
今日は2日目です。朝8時にホテルの1階にあるレストランに集合です。
朝食はバイキング形式ですが、洋、中、そしてタイの食材がふんだんにあります。
白いおかゆなどもあります。タイ米ですので細長いお米ですが、旅先でお米が食べられるとほっとするのです。
それにさすがは南国、果物のおいしいこと。すいか、パイナップル、マンゴー、メロンなどなど。特に、スイカは日本より甘いのではと思われるほど甘く、パイナップルとともにいくら食べても食べ飽きることがないくらいです。
朝食も満喫し、買い付けに出発です。
前日、アンティークセンターでMr.Aは気に入ったオルゴールを見つけられたのですが、値段がはっきりでなかったのでそれを確かめに行かれるというのでついて行くことにしました。
アンティークセンターの内部は10:00開店ということになっているようですが、10:00ではまだ開店していないお店のほうが多いです。
Mr.Aが目をつけているオルゴールのお店は開店しており、お店の人たちも待っていてくれたようです。Mr.Aは商品をもう一度念入りにチェックしながら値段の交渉に入ります。
商品をチェックしていると、やはり骨董のせいかパーツがおかしくなっている個所を発見されたので、それが修理可能かどうかたずねますが、完璧には治らないことが判明しました。
同じ種類の別の在庫を尋ねてみましたが、在庫はあるものの、すぐにはここまで運べないようです。
Mr.Aはとても気に入ってはいたのですが、時間の都合もありやはり今回は見送ることにされました。
アンティークというのも、本当に古い物か、新しい物をそれらしく売っている物かみる目がなければできない難しい仕事ですが、その一端を垣間見させていただけました。
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Mr.A夫妻はその後、アンティークの宝石を買い付けにいかれるとのことで、残りのメンバーはそれぞれ自分たちのの買い付けに出かけることにしました。
せっかく「東洋のベニス」と呼ばれていたバンコクに来て入るのだから、少しでも船の旅も楽しみましょうと、近くの船着場に行き、姉妹ホテルの「MONTIEN」行きを探したのですが、残念なことに廃止になっていました。
前日も船でといっていたのが、この季節には珍しく大雨になってしまい乗ることができなかっただけに、本当に残念でした。
仕方があませんので、またクシーで乗り付けることになりました。タクシーで移動とはいえ、日本とは比べ物にならないくらい物価は安い国です。
写真 MONTIEN RIVERSIDE HOTEL March 2002 撮影
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「買い付けは続く」
前日に色々下見をして、値段なども比べていた物もありましたが、今日はなんとしてもバンコクでの買い付けを済まさなければなりません。
せっかくバンコクへ来たからには、「ウィークエンドマーケット」まで行ければよかったのですが、急きょ決定したことなので曜日があわなかったので仕方ありません。
夕方の待ち合わせの時間を決めて、またそれぞれのお目当ての商品探しに散っていきます。
この日はシルバーとスカーフと楽器を探していましたので、昨日目をつけておいたお店で値段交渉をしながらどんどん買っていきました。
この日のお昼はクーポン食堂で済ませました。テーブル席をぐるりと囲むようにしていろいろな料理のお店が屋台のように並んでいます。好きな物を選べるし、料金もものすごく安いのでとても便利です。
お昼からは、目的の一つの楽器を探そうと、以前買い付けて、名刺をもらっていたお店を訪ねることにしました。
ところが、そのお店は、偶然迷い込んだというお店だったので、どこをどうっやって行ったのか皆目見当もつきません。
ちょうど近くで、別の楽器を売っているお店がありましたから、そこの人にたずねましたが、はっきりした答えは返ってきません。
どうやら、大きなショッピングセンターの中らしいのですが、ここからタクシーで30分以上くらいかかるらしく、無理をして行くと待ち合わせの時間に間に合いそうにもありません。
どうしようかと迷っていますと、Mr.Iと出会うことができたので相談しました。Mr.Iはバンコクで無理するより、チェンマイで知り合いもいることだし探してみてはどうかといわれたのです。
最初の予定ではその日もバンコクへ宿泊することになっていたのですが、デザイナーの方がサンプルを作られることもあり、また、他のメーンバーも大体予定の買い付けが終わりそうなので、その日のうちにチェンマイへ行ってしまおうということになりました。
切符の手配も空港へ行ってからになりますので、とにかく急いで予定の買い付けを終わらせなければなりません。
あっという間に、夕方の待ち合わせの時間がきます。
この日の夕食は、やはり、Mr.Iお奨めのふかひれ料理のお店です。
「LE ROYAL MERIDIEN BANGKOK」の地下で専門店があります。
入ってみると、テーブルの上に、乾燥した丸ごとのふかひれが何種類も値段をつけておいてあります。
その中から料理してほしいものを選ぶのでしょうが、5人それぞれ食べたい物が違いますので、この日はメニューから選ぶことにしました。
前日はタイの料理を満喫していましたので、この日はおじやだとかおかゆだとかあっさりした物になってしまいました。
とはいえ、ふかひれ専門店です。おじやとはいえ本当にふかひれだらけなのです。食べても食べても下からふかひれが出てくるといった風でした。
右写真 リバーシティ付近 March 2002 撮影
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「チェンマイへ」
急きょ、チェンマイへ行くことになったので、大急ぎでホテルへ戻らなければなりません。
スカイトレインを使うのが早いようにも思われましたが、それぞれが結構な荷物なので、夕方の渋滞時刻だと思いつつタクシーを使いました。
前日はそう思わなかったのですが、案の定すごい渋滞です。ホテルまで1時間近くかかってしまいました。
ホテルに着くと、大急ぎで荷物を作り直しホテルのリムジンを頼みました。Mr.A夫妻はこの日の深夜便で帰国されるのですが、こちらが急いでいたためあわただしくお別れの挨拶をし、リムジンに乗り込みました。
チェンマイ行きのチケットを空港に着いてから変更しなければなりませんので、気ばかりあせるのですが、道路はやはり渋滞でなかなか進みません。
おまけに、前を見ると、象が悠々と道路を横切っています。
以前は、木を伐採するときに象の力を借りていたそうですが、あまりに無計画に伐採しすぎて自然破壊が進行し、伐採が禁止になったそうです。
人間と同じで、象もリストラとなり、仕事がなくなってしまったそうです。それでも、タイでは象は神様のような存在ですから、どこにいても大事にされているようです。
そんな状態ですから、高速道路も渋滞かと思っていましたが、高速道路へ入るや以外にスムーズに動き始め何とか早めに飛行場につきました。
できるだけ早い便に乗りたかったのですが、5分違いで飛行機は飛び去ったあとでした、が最後の一便が残っています。
大急ぎで、チケットを交換しに行きました。もし、3人分の座席がなくてもいけるものだけでも先に行こうと話し合っていました。
が、幸いなことに3人とも、次の便のチケットも無事に取れ、思ったよりすいていた飛行機に落ち着くことができたのです。
飛行時間は50分くらいですからあっという間にチェンマイです。
チェンマイの空港はバンコクと違って、とても小さな地方空港です。
うろうろと歩き回ることもなく、すぐに出口までつきましたが、ここでは色々なホテルの人が自分のホテルの名前を書いたプラカードをもって迎えてくれました。
チェンマイでは、「THE IMPERIAL MAE PING HOTEL」 が宿泊先なのですが、そこからの迎えの車が来てくれていたのですぐに乗り込みました。
その時間二到着のお客は私たちだけだったのですが、あとからやはり日本人の男性も2人乗り込んできました。
どうやら、運転手に自分たちのホテルまで送ってくれるようにと依頼したようでした。
もう23:00を回っているうえ、地方の小さな空港ですからタクシーもないようです。
それに、チェンマイの人たちもなかなか親切です。
日本人の男性2人をホテルへ送ってから、私たちもホテルに到着するまでそれほど時間もかかりませんでした。バンコクと違って、チェンマイは町自体もそう大きくありません。
チェンマイの宿泊先の「THE IMPERIAL MAE PING HOTEL」は、以前歌手のテレサ・テンが亡くなったことから日本でも一躍有名になりましたが、古くからあるホテルです。
去年ロビーのあたりを改装したようで、1階はずいぶんきれいになっています。
チェックインも済ませ、部屋について一息つくとまた日付が変わろうとしていました。
次の日も、朝早くから買い付けが待っています
写真 トゥクトゥク March 2002 撮影
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