「インドネシアの木彫品2」 April 2005


 インドネシアでも、木彫の村は複数ありますが、幸運にもその一つを訪れることができました。その村では、どのお宅でも木彫品が作られているそうです。
木彫りの様子 「木彫りの村」

その村は、にぎやかな街中から車で1時間半くらいの場所にありました。回りはのどかな田園地帯で、もちろんどのお宅でも農作業もおこなっています。この時期、お米の刈り入れ時なのでどのお宅の前でもお米が積まれていました。その中の一軒のお宅におじゃましました。
間口の狭いお宅だったのですが、中へ入ってみると奥にどこまでも広がっていました。建物の入り口で年配の男性が木を削って小さな動物の形を作っていました。その横では女性が、色付けをしていました。工房と入っても家内工業ですので、小さな子供まで家族総出で作業を行っているようでした。
「素材の木」

以前から、インドネシアのネコなどに使われる木は「ALBESIA(アルベシア)」と呼ばれる木だとは聞いていましたが、実際にどのような木かは知りませんでしたので、一度見てみたいと思っていました。ちょうど、軒先に表面が白っぽい丸太が並んでいましたので、そのお宅のご主人にうかがってみますとその木がALBESIAだということでした。切り口を見てみましたが、年輪がわかりにくい密度も粗い感じに見えました。そのあたりに立っているというので、見に行きますと、表面が白っぽい背の高い木があちらこちらに立っていました。
写真 村の様子 April 2005 撮影    写真 ALBESIA April 2005 撮影   
写真 ALBESIA April 2005 撮影    写真 ALBESIA April 2005 撮影   
写真 村の様子とALBESIA April 2005 撮影
「作業の様子」

皆さんの作業の様子も、自由に見学させてくださるということですので、奥へと進んでいきました。小さ目の倉庫のような建物がいくつか建っているのですが、その中で工程別にペイントをしているようでした。あるところでは、下塗りを、別の所ではつやだしを・・・と。作っているものは魚だとか、ネコとかいった動物が多いようでした。そのお宅の子供さんだと思いますが、小学生くらいの小さな男の子も、遊びではなく仕事として一生懸命に色付けをしている様子には感心しました。
一通り見学させていただいた後、オーダーする商品の打ち合わせをしました。
写真 作業の様子 April 2005 撮影    写真 作業の様子 April 2005 撮影   
写真 作業の様子 April 2005 撮影    写真 作業の様子 April 2005 撮影   
写真 作業の様子 April 2005 撮影

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