「帝王の椅子 エキパル」 February, 2002


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エキパルチェアー・テーブル

 下の写真はメキシコのタスコで泊まったホテルの中ですが、右側にエキパルのテーブルとチェアーが置かれているのがおわかりでしょうか? メキシコでは、このようにホテルやレストラン、もちろん一般の家庭でもこのエキパルの家具がさりげなく置かれています。 ホテルなどでは写真のようにテラスなどのどちらかといえばアウトドアっぽい使い方もするようです。今回はメキシカンチェアーとして有名な エキパルチェアーのご紹介です。
 エキパルチェアーの由来はメキシコのスペイン植民地以前の時代にまでさかのぼります。

 その昔、神様が職人たちにエキパルチェアーを作るための美しい技術を教えたということです。
そのときから、エキパルチェアーは支配者(皇帝)の地位をあらわすシンボルになったということです。
 アステカ王国の皇帝モクテスマは宮廷のメンバーと同様に、玉座として威厳のあるエキパルチェアーを使っていました。

 そして、メキシコを征服したエルナン・コルテスもエキパルを権力者をあらわす名誉ある椅子と認めたのでした。

 現在もその当時と変わらない技法でエキパルの製品は作られています。
その過程は、まず満月の下で充分に成長した木を切ることから始まります。 木というのは、紫檀や松や杉などのようなしっかりした木です。
そして、それらの木を”casanga”と呼ばれている曲がったナイフで熟練した技術で形作られていきます。
 それから、(龍舌蘭である)マゲイの繊維や葦などを使って木と木をしっかりつなぎとめます。
次に、念入りに吟味され、なめされて伸ばされた皮で背もたれと座面の部分を覆います。 この皮というのは、現在は主にブタが使われていますが、昔はこの椅子のために特別に厳選して飼育された動物の皮を使っていました。 一つ一つが芸術的な作業となります。
エキパルテーブル エキパルチェアー
このようにして仕上げられた製品は軽量で耐久性もあり使う人をとても快適な気分にしてくれます。

当店では、エキパルの中でも、一人掛け用の椅子とラブチェアー、丸テーブルを取り扱っています。

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