「色のもつ意味」


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 ここ何年か中国の風水がブームになっており、幸運を招く色などが話題になっています。西に黄色のものを置くと金運を招くとか東に赤いものを置くと仕事運がよくなるとか。。

メキシコ、グァテマラなど中南米の布類には本当に色鮮やかなものが多いです。原色の赤、青、黄、緑等などですが、 これらの国でも、色にはそれぞれの意味合いがあるのです。

今回は、色のもつ意味を取り上げてみようと思います。
サラッペ 「マヤの世界」
 マヤの世界の中では、現在の世界は、ファーストファーザーとファーストマザーによって創られた世界といわれていますが、その世界は四重の世界であり、 その軸は東西南北の四つの基本方向をもっていました。

四方向は、中央アメリカやアメリカ先住民などでも霊的伝統の基礎をなすもので、その意味や色彩にはさまざまなバリエーションがあるそうです。

四方向の意味については、マヤの中でもすこしづつ相違があるようですが、基本は同じようです。

「東」
 東に結びついた色は赤です。
マヤのシャーマンは、東を正面として儀式を行います。そのとき、シャーマンは霊的にも物質的にも未来と対面しているのです。
 東は、日の出る方向、春の方向です。朝日の最初の光が、新しい一日を誕生させ、若返る大地のエネルギーが春に花を開かせるように、 東は「始まり」を象徴し、行動や嗜好を生み出すエネルギーを象徴しています。

レッド
「西」
 西に結びついた色は黒か青です。
マヤのシャーマンは、西を背にします。西は祖先たちの場所です。祖先たちは背後から援助の手をさしのべてくれるのです。
 西は、日の入りの方向であり、秋の方向です。太陽が西の地平線に沈むとき、または秋に葉が枯れ落ちるように、西において、あらゆるものは終わりを迎え、生き物は死ぬのです。 が、終わりに見えるものは永遠のプロセスの一局面にすぎません。季節が繰り返すように、あるいは太陽が再び昇ってくるように、ふたたびよみがえります。 西は変容の方向でもあるのです。東西の極性は一本の道のように、水平方向の腕を形づくります。

ブラック、ブルー
「北」
 北に結びついた色は白です。
マヤのシャーマンは、東に向かって立ちますと、北は左に位置します。左は女性性、「女性」「人間関係」「結婚」を表しています。
 東西が水平なら、方向性を示すもう一つの線は垂直に伸びています。北は、「上」を意味していますが、これは天頂にある太陽の位置です。西と同様、この世を旅立った祖霊と結びついています。 あの世への道は、空を北へと向かう道であり、北は知恵という意味をもっています。

ホワイト
「南」
 南に結びついた色は、とうもろこしの黄色です。
マヤのシャーマンは、東に向かって立つと、南は右側に位置します。 右は男性エネルギーを象徴し、家系の力と豊かさを象徴します。
  また、南は「下」の方角を意味しており、大地の下からやってくる 神秘的なる生殖力(植物を芽生えさえ生育させる)、生命力の象徴と して考えられ、それは豊かさの方角でもあるとされています。

イエロー
「センター」
 マヤの世界では、センターを始原の方向としていますので、方向は4つではなく、5つあるといえます。
 センターに結びついた色は緑です。世界の中心に建つ「生命の樹」が育つ場所なのです。

グリーン
 このようにみていきますと、それぞれの色がそれぞれの意味合いを持ち、それぞれのパワーをもっているように思われます。
日常何気なく囲まれている「色」ですが、意識して味わってみることも必要かもしれません。


引用文献 「ジャガーの智恵」 中央アート出版社


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