第4回目は、アンデスの「エケコ人形」をご紹介いたします。
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※ エケッコ人形をご注文の場合は、こちらをクリックして商品一覧からご注文ください。
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「エケコ人形」は、ペルーやボリビアのアンデス高地の原住民の間で福の神として大事にされている人形です。
口ひげをはやして愛想よく笑っているこの人形の肩には、家!、車、テレビ、牛、壷、穀物袋、とうもろこし、ジャガイモなど、たくさんの物を背負っています。
身体には現地の通貨の紙幣のほか米ドル紙幣(それもかなり高額の)*1までぶら下げています。
これらはすべて富の象徴であったり、理想とするステイタスシンボルとされています。
エケコ人形は色々なものを背負わされていますが、現地の人たちは、さらに自分がほしいと思うもののミニチュアを付けて、
この冨やステイタスシンボルを手に入れられるよう熱心にお願いします。
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「エケッコ」あるいは「エケコ」というのはアンデス高地にある「チチカカ湖」周辺のアイマラ族の神様が元になっていると伝えられています。
それが白人や混血の人の姿に変わっていき、いつしか富の象徴であるたくさんの物やお金を担いだ姿となって、人々の望みをかなえてくれると信じられるようになりました。
また、ボリビアではこの人形をもっていたおかげで生き延びることができたという伝説のもとに、毎年1月24日を、ラパスでの「エケコ市」の初日とされているようです。
このラパスでの「エケコ市」の正午にエケッコ人形にぶらさげるミニチュアを買い、聖職者に聖水を振りかけてもらうと縁起が良いとされています。
この市は2週間も続けて行われます。
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「エケッコ人形」は自分で買うよりも誰かからプレゼントしてもらったほうがよいとか、火曜日と金曜日*2にはタバコ*3をくわえさせてあげるとお客様を招いてくれるなど、より幸運を招くためのいわれがあります。
*1 商品には本物の紙幣は付属しません(写真のような模造品が付属します)。
*2 火曜日と金曜日というのは特別に霊的な意味がある曜日とされているようです。
*3 タバコは「マルボロ」がお気に入りだとか。由来はわかりません。
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引用文献 「世界の不思議なお守り」 新藤幸彦著 平凡社刊
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当店ではペルー製の「エケッコ人形」で、4タイプの大きさのものを取り扱っています。
それぞれ、SSサイズ=9cm、Sサイズ=14cm、Mサイズ=18cm、Lサイズ=30cmとなっています。
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