「石の魅力(誕生石)」 December, 2001

第7回目の商品は、その珍しさや美しさから強力なお守りとしても人々の心を捉えて離さない色々な石、中でも誕生石についてのご紹介です。

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 ・誕生石ペンダント

原石  世界中いたるところに色々な種類の好運のお守りがあります。 お守りの形はさまざまですがそれぞれがとても真剣に扱われ、魔術的な性格を持って人々を助けていると考えられてきました。 お守りは、時に持ち主を悪運から守り、ときにつきを招く、そういった私たちの心をひきつけて離さない物語や背景があります。

 「お守り」= Amulet は、ラテン語の ameletum から来ていますが、 その起源はアラブ語の「持ち運ぶ」という意味の hamala であるという説もあります。 アムレットは「お守りとして、人々が身に付けるもの」と定義されます。

 お守りと一口に言ってもたくさんの種類がありますが、中でもさまざまな石は一番なじみが深いものではないでしょうか?
その中でも誕生石はよく知られていると思いますが、当店で取り扱っているペルーの「誕生石ペンダント」に使われている石を例にご紹介していきます。


 誕生石は、全部で12種類です。

1月の誕生石 1月の誕生石 ガーネット
 ガーネットはラテン語の granatum ざくろを意味する言葉(多産と子宮のシンボル)から来ています。「この月に生まれたものは、ガーネット以外につける宝石はない、ガーネットは彼女に保証する、誠実さと、真実の友情と、忠節を」とうたわれています。 「空想家」として知られているこの石は持ち主の身体的な弱さを保護し、また「同情の石」として忠節と誠実さを提供するとされています。 さらに、ハート型の物を身につければ、恋する相手をひきつける助けになるとも信じられています。
2月の誕生石 2月の誕生石 アメジスト
 アメジストの名前はギリシャ語の「酒抜き」から来ています。ギリシャ神話にも出てきますが、アメジストを身に付けていると過剰な酔いから守られるといわれています。 そのほかにも、僧正の石、慈悲の石、昇降の石、癒しの石、愛の石など、アメジストの多くの名前の由縁となっています。 エネルギーのロスを防ぐ、免疫システムが弱まるのを防ぐ、心を静めてくれる、あるいは愛の石として絶えず身につけるとよい、などさまざまに言い交わされています。
3月の誕生石 3月の誕生石 アクアマリン
 その色合いゆえに、長い間船乗りの間で航海の安全を守られると大事にされていたアクアマリンですが、 「平穏なる石」「勇気の石」「預言者の石」などと呼ばれています。精神面の純粋さを高め、日々のストレスから守ってくれるとか、 持ち主に、とりわけ生死を分ける場面で勇気を与えてくれるとか、占い師たちが石の中にビジョンを見ることができるとかいわれています。
4月の誕生石 3月の誕生石 クリスタル
 4月の誕生石はダイヤモンドが有名ですが、ここではクリスタル(水晶)とされています。 しばしば「力の石」と呼ばれる水晶は、何百年もの間、魔術的な、また癒しの儀式の中心であり、あらゆる悪魔の影響を防いでくれるお守りとして、幅広く使われてきました。 とりわけ生命力を失うことを防ぐ力を秘めていると信じられています。あるいは集中力を高める助けをしてくれるともいわれています。
5月の誕生石 5月の誕生石 エメラルド
 その色が緑色であることから、この石は雨を選び、「我々のエコロジーの概念を高めるといわれています。 昔から、エメラルドは、体調不良から人々を守ってもらうために身に付けられていましたが、想像力、空想力、反映、記憶力、才気を向上させると考えられています。また、不妊に対するお守りでもあります。 そのほか、「絶対的な愛の石」として、持ち主の愛の能力を守るともいわれています。
6月の誕生石 6月の誕生石 ムーンストーン
 ムーンストーンは、その故郷インドでは神聖なものとされた幸運の石です。 恋人たちをより情熱的にするとか、「母なる大地の石」として不妊と難産に対しての防護になるとか信じられてきました。 あるいは、危険な旅をしなければならない人々に人気のお守りとして「旅人の石」とも呼ばれています。 珍しいところで、「有名だけれどおもてに出ない」状態にすることができるなどともいわれています。
7月の誕生石 7月の誕生石 ルビー
 「紅々と輝くルビーは、暖かな7月に生まれた人を引き立たせる。7月生まれの人は、愛の不安や恐れから自由である。」とうたわれているルビーです。 本物のハトの血の色をもつ「気高き石ルビー」は、不幸せ、不運、喧嘩、侮辱、悪魔の思い、敵の攻撃、あるいは精神の氾濫や嵐からも守ってくれると考えられています。
8月の誕生石 8月の誕生石 オニキス
 古代から高く尊ばれていたオニキスですが、心と視力の清澄の欠如に対して効果があるといわれています。 この石は集中の助けとなり、悲嘆を追い払い、おろかな決断を防ぎ、自己規律と性的なセルフコントロールの助けになると考えられてきました。
9月の誕生石 9月の誕生石 サファイヤ
 「9月の嵐が秋の枯葉を鳴らすとき、生まれた少女の額にはサファイヤを置きなさい。気持ちを落ち着かせてくれる」とうたわれているサファイアです。 その天を意味する青い色は、真実と純潔の効力を与え、身につける者を清らかな心に導くと考えられてきました。 また、「運命の石」と呼ばれ、特に恋人たちのための特別な力を持っていると固く信じられています。
10月の誕生石 10月の誕生石 オパール
 オパールはサンスクリット語の upala 「尊重されるべき石」という意味の言葉に由来します。 「10月の子供は悲しみの子供、人生の浮き沈みを知らなければならない、けれど彼女の胸にオパールが光っていたならば、心に残る悲しみを希望がきっとなだめてくれる」とうたわれているオパールです。 虹の石として知られているオパールはその色ゆえに少し矛盾した意味をもつ石ともいわれていますが、身につける者をあらゆる災難から守ると信じられています。 あるいは眼を守ってくれる意味で「眼の石」「世界の眼」などとも呼ばれています。
11月の誕生石 11月の誕生石 トパーズ
 「もの寂しげな11月の霧と雪をまとって、最初に下界に降り立ったものよ、友と愛する人を現わす、トパーズの琥珀色を重んじよ」とうたわれているトパーズです。 臆病、不正直などから持ち主を守ってくれるといわれています。また、「愛の石」として人間関係のいかなる冷たさからも守ってくれると信じられています。
12月の誕生石 12月の誕生石 トルコ
 「凍てつく12月に生をうけたおまえ、雪と氷と笑いさざめきの季節、おまえの手にトルキッシュ・ブルーを置くべし、成功がおまえのすることすべてを祝福するだろう」とうたわれているトルコ石です。 ラッキーストーンと呼ばれ、幅広い守護の特質をもつと信じられています。 はるかな昔には、動物を害から守るための馬のお守りとしても使われていました。

引用文献 「世界お守り大全」 東洋書林刊

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